東京 浅草神社・三社祭(2021年)の日程(開催期間・開催場所)【何日に行くのがオススメ?】
三社祭の開催日(日程)
- 5月17日・18日に近い第3金曜日から日曜日までの3日間
2021年に関しては現状のコロナ禍の状況を鑑み、開催日未定となっています。
例:2020年は5月16日(金)、5月17日(土)、18日(日)になります。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い2020年の日程は10月17~18日の2日間に延期が決定しました。
なお開催内容につきまして、神輿渡御の中止など変更があるようです。詳細は公式サイトにてご確認ください。
三社祭の人出
- 2015年:3日間で約185万人
- 2016年:3日間で約200万人
- 2017年:3日間で約203万人
- 2018年:3日間で約195万人
- 2019年:3日間で約198万人
三社祭はいつに行くのがオススメ?
- 神輿を中心に見たい方:土曜日(中日)
- 三社祭の雰囲気を堪能したい方:日曜日
- 混雑が苦手で回避したい方:金曜日
金曜日は平日ということや、神輿が出ていないことから来場者数は例年、他の2日と比較して約50万人〜90万人も少ない傾向があります。
すなわち混雑を避けたい方は金曜日がオススメです。
ただ、神輿も見たい!
そう思う方がほとんどだと思います。
でも、例えば金曜日に神輿が観れるとすればどうですか?
少し金曜日に行きたくなりませんか?
あまり知られていませんが、神輿が出るんです。金曜日に!
ただ、神輿が出るといっても夜のわずかな時間です。翌日のリハーサル的な要素もあって規模は小さいですが、それでも神輿自体が電飾などでライトアップされていますので、また違った三社祭を楽しむことができます。
開催期間中に行われる行事
祭前日(木曜日)
三社祭は浅草神社という神社の例大祭(行事)のため日程は例年、ほとんど一緒の時期に執り行われます。
19時:本社神輿神霊入れの儀(浅草神社社殿、神輿庫)
浅草神社本殿の御神霊(おみたま)を、「本社神輿」と呼ばれる、浅草神社の神輿3基にお移しする儀式です。
これらの神輿には、それぞれに浅草神社のご祭神である、土師真中知(はじのまつち)、檜前浜成(ひのくまのはまなり)、檜前竹成(ひのくまのたけなり)が祀られます。
- 一之宮:土師真中知命
- 二之宮:檜前浜成命
- 三之宮:檜前竹成命
1日目(金曜日)
13時:大行列 ※雨天時中止
金曜日の午後1時、三社祭の開始を告げる大行列が開始されます。大行列は”大”が付くだけあっておよそ300メートルも行列が「仲見世通り」「馬道通り」を中心に真昼間の道を堂々、練り歩きます。
スタート地点は、浅草寺本堂裏側に位置する花柳界隈一帯を管理する「東京浅草組合」の前です。
東京浅草組合は、浅草寺の裏側の言問通りを渡ったところにあります。
東京浅草組合を出発した大行列は馬道通りへ出て、松屋浅草前を経て、東京メトロ銀座線「浅草駅」前まで直進します。
浅草駅から今度は雷門の方へ移動し、仲見世通りへ入り、浅草寺宝蔵門を抜けて浅草神社境内へと入場します。
大行列が浅草組合から浅草神社に入るまでの所要時間・距離
所要時間:約1時間
距離:約1.7㎞
大行列のコース
東京浅草組合(スタート)→浅草6丁目交差点から馬道通りへ→松屋浅草前を通過→東京メトロ銀座線「浅草駅」前→雷門通り→雷門を通過→仲見世商店街へ→宝蔵門を通過→浅草神社境内へ(ゴール)
大行列は、お囃子屋台(屋台囃子)を先頭に、金棒、鳶頭による木遣り、神社総代、各町役員、びんざさら舞(浅草神社神事)、浅草芸妓連の手古舞・組おどり・白鷺の舞(浅草寺三舞)で編成されます。
大行列が到着する時刻となる14時頃からは浅草神社境内の拝殿にて「びんさら舞」が奉奏されます。その後、鳥居近くに神楽殿においても舞が披露されます。
14時20分:びんざさら舞の奉納(浅草神社社殿)
15時:「びんざさら舞」の奉納(浅草神社神楽殿)
「びんざさら舞」とは、東京都無形民俗文化財にも登録されている、大変珍しい舞いです。
浅草神社の神事「びんざさら舞」では獅子舞が奉奏されます。
元々は五穀豊穣を祈願する田楽と呼ばれる舞いの一種で、室町時代頃から受け継がれてきたと言われています。
今では商売繁盛や子孫繁栄も祈願されます。
午後3時からは境内入口付近の神楽殿でも奉演されます。
「びんざさら」とは?
「びんざさら」とは、踊り手が持っている木製の楽器のことです。
田植行事で用いられた楽器であり、この楽器の曲に合わせて舞います。豊作を祈願するために神に捧げる舞楽です。
15時30分:各町神輿神霊入れの儀
浅草神社本殿の御神霊(おみたま)を、各町会の神輿へお移しする儀式です。社殿には入れませんが、離れたところから見学できます。
2日目(土曜日)
10時:例大祭式典(浅草神社社殿前)
12時:町内神輿連合渡御
「町内神輿連合渡御」の読み方は「ちょうないみこしれんごうとぎょ」と読みます。
南部・東部・西部それぞれの地区の神輿が、浅草寺本堂裏に集合した後、浅草神社でお祓いを受け、町内を巡ります。
すべて地区を合わせて44町会あり、合わせて約100基の神輿が次々と出発するので、16時ころまで浅草のあちらこちらで神輿がみられます。
子どもが担ぐ小さな神輿や、担ぎ手が女性だけの「女神輿」もあります。ワッショイ
16時:奉納舞踊(浅草神社神楽殿)
浅草観光振袖学院の生徒さんたちの協演により奉演されます。
17時:巫女舞奉奏(浅草神社神楽殿)
次いで、浅草神社神楽殿では「奉納舞踊」が奉演されます。
3日目(日曜日)
3時:本社神輿庫出し清祓いの儀(浅草神社神輿庫)
御祭神の神霊を本社神輿へお移し(お乗せ)する儀式です。3柱の神様の御霊が3基の神輿へ1柱ずつ移されます。
5時:神幸祭
午前5時頃になると1日の安全祈願として無事に祭典が終えられるように神幸祭(しんこうさい)が厳かに執り行われます。
6時:本社神輿宮出し(浅草神社境内、浅草寺境内)
神輿を浅草神社から担ぎ出す「宮出し」が行われます。
宮出しは一般観覧客は見れません。浅草寺・浅草神社には入場規制がかかります。
7時30分:本社神輿各町渡御
浅草神社の神輿3基が町を巡ります。
重さ約1トンの神輿を、100人がかりで担ぎます。
担ぎ手になるのは氏子たちで、神輿はリレーのバトンのように次のメンバーに渡されていきます。
三社祭のメインイベントで、多くの見物客が訪れます。
11時~18時:「お祭り広場」開催
11時から18時の時間帯になると、雷門通りから馬道通りにかけてお祭広場が開催されます。
この間は交通規制がかかり、一般車両は侵入できなくなります。
また、一度にたくさんの神輿が見られます。
14時:巫女舞奉奏(浅草神社神楽殿)
浅草神社神楽殿にて奉演されます。
15時:奉納舞踊(浅草神社神楽殿)
16時:太鼓奉奏(境内)
19時:本社神輿宮入り
3基の神輿が鳥居をくぐって、浅草神社に戻ってきます。
20時頃:宮入り
宮出しは東部方面・南部方面・西部方面の各町、各地域へ繰り出しますが、宮入りは繰り出した神輿が神社へ帰ってきます。
本社神輿3基は午前7時頃になると巡幸を終えて、浅草神社境内へ戻ってきます。
21時:本社神輿神霊返しの儀(浅草神社社殿、神輿庫)
神輿へ移っていた御神霊を、本殿にお戻しする儀式です。
社殿には入れませんが、離れたところから見学できます。
三社祭の見どころ
三社祭では、初日の「大行列」「びんざさら舞」に始まり、「町内神輿連合渡御」「本社神輿各町渡御」「お祭り広場」など、たくさんの見どころがあります。
全部見られれば最高ですが、時間が限られている場合は、見たいイベントの時間と場所を公式ホームページなどで確認しておきましょう。
お神輿を一目見られればいいという場合でも、浅草は町をあげてのお祭りムードで大変な混雑なので、行き帰りの時間も含めて、時間には十分にゆとりを持った計画を立てましょう。
三社祭のお問い合わせ先(住所・電話番号・URL)
三社祭については、浅草神社へ問い合わせましょう!
住所:東京都台東区浅草2-3-1
電話番号:03-3844-1575
浅草神社URL:http://www.asakusajinja.jp/sanjamatsuri/
神輿渡御のルートやスケジュールは浅草神社奉賛会のページで確認できます。
GPSで本社神輿の位置が示されるので、当日、神輿を見に行く方には便利です。
過去の三社祭の動画もたくさんあります。
- 浅草神社奉賛会URL:http://www.sanjasama.jp/