浅草寺境内には古来、浅草寺の鎮守社たる「浅草神社」が佇む。
浅草神社と言えば日本で5本指に入るほどの大祭となる「三社祭」を斎行する神社として天下にその名が知られた社となる。
この浅草神社には北へ徒歩5分くらい歩いたところに「浅草富士浅間神社(あさくさふじ せんげんじんじゃ)」と称する兼務社(関係する神社のこと)がある。
本項では、浅草神社の兼務社たる「浅間神社」でいただいた御朱印の種類や初穂料(値段)、そして受付場所と受付時間(営業時間)を掲載してい‥‥申す。あっひゃぃよ〜
浅草神社の御朱印の種類一覧
通常頒布の御朱印
「浅草富士浅間神社」の御朱印
期間限定頒布の御朱印
- 「初詣」の御朱印
- 元旦(1月1日)の御朱印
- さくら詣の御朱印
- 植木市の御朱印
- 「夏詣」の御朱印
浅間神社の通常頒布の御朱印・一覧
「浅草富士浅間神社」の御朱印
令和3年バージョン(3月28日)
令和3年バージョン(1月20日)
1月20日は浅草神社の二十日戎の祭礼日であり、その時に授与されていた浅間神社の御朱印となる。
浅間神社はおおむね1月元旦〜1月20日頃まで社務所が閉まっていると考えて良い。
その間は兼務社である浅草神社にて代わりに頒布対応される。
令和2年バージョン
平成31年バージョン
右上の「浅草富士」の意味
浅間神社は「せんげんじんじゃ」や「あさまじんじゃ」と読みまする。
実はこの浅間神社は全国にある神社であり、霊峰・富士を崇める信仰であることから印判に「富士」の名前が入っています。
実際に浅間神社の境内に行けば分かりま申すが、境内鳥居をくぐって直ぐ右脇に、富士山に見立てて造成された小山があります。
中央の桜の花びらの印判の意味
中央の印判は浅間神社の社紋であり、桜の花びらをイメージしたものです。
桜の花びらが社紋に使用された理由とは、御祭神である木花咲耶姫命に由来したものでしょう。この神様は山の神・大山祇神の姫君とされ、「桜の花が咲き香るような…」女神とされていることに由来したものです。
右下の注連縄のようなヘンテコな形の意味
右下には正月に玄関先に吊り下げる注連縄のような模様の印判が見えまするが、これは宝永年間(約250年前)に駒込の百姓「喜八」という人物が夢告により、疫病除け、水あたり除けの免府として広めた「麦藁蛇(むぎわらじゃ)」と呼ばれるものです。
以来、霊験あらたかと評判になり昭和初期頃までは植木市などで風物として頒布されていたようですが、戦後になる風習そのものが廃れ、姿を消しています。
そこで後世に伝統を継承していくことを目標にかかげ、5月6月の植木市と、元旦から1月3日までの間のみ浅間神社にて頒布が復興されています。(2021年は3月にも頒布されていました)
- 授与期間:通年
- 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅草富士浅間神社の社務所
(社務所が閉まっていれば浅草神社でもいただけるとのこと ※要確認)
期間限定頒布の御朱印
正月(初詣)限定頒布の御朱印
令和3年バージョン
平成31年バージョン
平成29年バージョン(元日)
- 授与期間:正月(1月いっぱい)
- 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅草神社の社務所
(正月(1月)20日の二十日戎あたりまでは浅間神社の社務所が閉まっているため、兼務社である浅草神社で授与されています)
正月初詣「元旦(1月1日)」限定頒布の御朱印
令和3年(元旦)バージョン
通常の初詣の御朱印との違いは左上に日の丸国旗の印判があります。
- 授与期間:1月1日(元旦)のみ
- 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅草神社の社務所
(正月(1月)20日の二十日戎あたりまでは浅間神社の社務所が閉まっているため、兼務社である浅草神社で授与されています)
「さくら詣」限定頒布の御朱印
令和3年バージョン
令和3年も令和2年と似ていますが、大きく異なる点としては桜の花ビラが散らされた銀の蒔絵和紙が使用されています。(桜の花びらが光っているように見える)
それと令和3年の方は、左上の桜の木に生る桜がピンク塗料で染められて表現されている。
令和2年バージョン
御朱印全体が、さくらをイメージしたピンク色が使用され、桜が開花する様子も薄っすらと描かれていまする。右端には「さくら詣」と、これまたピンク色で描かれ、その下には、酔っ払ったビール腹のオッさんガエルが裸踊りをこの世に生まれてきて良かった全開モードの最高の気分で踊っています。センスの良い扇子まで持って踊っていまする。”センスの良い扇子(センス)” ..ついてきてや
- 授与期間:2020年度は3月28日(土)・29日(日) / 2021年度は3月27日(土)28(日)の2日間
※当年の気象庁の桜開花宣言に合わせての頒布。毎年、若干の変更あり。 - 授与時間:午前9時~午後4時半(2021年はコロナ禍により10時〜15時)
※授与時間は新型コロナ禍などの諸事情により変更になる可能性あり - 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅草富士浅間神社の社務所(兼務社である浅草神社の社務所では授与していません)
植木市限定頒布の御朱印
令和4年バージョン
平成バージョン
浅草富士浅間神社の例祭日は富士山山開きの日の7月1日です。しかしながら、その縁日とされる「植木市」は5月と6月の最終土日の4日間に開催されていまる。
植木市では約60余件の植木の露店が軒を連ね、夏の浅草の風物詩ともなっています。なお、開催場所は「柳通り」を中心とした界隈です。
- 授与期間:5月6月最終土日の4日間
※2021年度は植木市中止のため御朱印頒布はなかった。
※2022年度は「令和4年5月28日(土)・29日(日)、6月25日(土)・26日(日)」の予定。
- 授与時間:9:00-20:00頃
- 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅間神社の社務所
夏詣限定頒布の御朱印
令和3年バージョン
令和2年バージョン
平成28年バージョン
「夏詣」とは6月晦日の夏越の大祓の翌日以降に参拝することを言い、この日を1年の節目として捉え、新たな半年の元旦と位置付けた新たな日本の風習です。浅間神社の兼務社である浅草神社が最初に始めた参拝様式です。
夏越の大祓と年末晦日の年越しの大祓とで年2回、半年間の間に身についた穢れを祓い、罪業などを悔い改め、夏詣と初詣とで、新たな向こう半年を健やかに過ごせるように祈念するのです。
- 授与期間:7月1日~7日(山開き)
- 値段(初穂料):500円
- 授与場所:浅間神社の社務所
(夏詣の御朱印は浅草神社では頒布はしていない。)
御朱印がもらえる場所(地図)
- 境内社務所
以前はインタフォンを押せば社務員の方に対応していただけたが、令和4年現在、この対応は無くなり、社務所がオープンしている日にちが決まっている。(新型コロナ感染防止対策?)
浅草神社の社務所が開所している月日(一年間のスケジュール)
以下の内容は浅間神社で御朱印をもらった時の挟み紙に記載されている内容をそのまま転写したもの。(上掲、植木市の御朱印を参照)
浅草富士浅間神社では左記(下記)の日程に授与所を開所しております。
開所時期(季節) | 開所する期間 |
正月 | 元旦〜1月3日 |
植木市 | 5月と6月の最終土曜日と日曜日 |
例祭日 | 7月1日 |
さくら詣 | 境内の桜が満開の時期(期間/当年の桜の開花状況によって異なる。公式にて確認要) |
夏詣 | 7月1日〜7月7日 |
御朱印の受付時間
- 10時〜15時頃まで(時節により変動の可能性あり)
※令和4年度の植木市では「9:00-20:00頃まで」となっていた。
上述したように浅間神社は正月松の内もしくは20日頃まで社務所が閉まっていますので、この期間は浅草神社にて代わりに御朱印を授与されていますが、この対応方法は変更になっている可能性もありますのでご注意ください。 →現在は変更になっている。
なお、浅間神社の拝殿内部には以下のような案内があります。
『社務所不在の場合は浅草神社まで 03-3844-1575』
御朱印をいただく際の混雑具合
浅間神社の境内(社務所)は植木市や夏詣期間以外は空いています。土日祝日、GWなどの連休でもそれほど混雑することはありません。
ただ、御朱印をお書きいただける方は神主さん1人なので、団体が参拝された時は急に混雑して待ち時間が発生することはご了承いただければと思いまする。
(拙者が参拝した時はガラガラに空いていたのでゴザる)