えっ?!文化の日に浅草寺で、とんでもないことが起こる??

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えっ?!文化の日に浅草寺で、とんでもないことが起こる??

実は、浅草・浅草寺の文化の日は、1年の内でも少し賑やかな日となります。

それもそのハズ、なんと!毎年11月3日の文化の日には、浅草寺で「白鷺の舞」が催されます。

ちなみに、この「白鷺の舞」が見られるのは、4月の第2日曜日、5月の三社祭、そして11月3日の文化の日と、年に3回も見れることになっています。

ちなみに文化の日とは、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として制定された国民の祝日で、11月3日は、日本国憲法が公布された日です。

この日は全国で、新旧様々な日本文化に関するイベントが開かれます。

そんな祝日に伝統の舞を観賞し、普段とは違った浅草寺の雰囲気を味わうのも粋というモノです。




「白鷺の舞」とは?

浅草寺白鷺の舞1968年、東京では「東京百年祭」が行われました。

100年前の1868年9月に江戸は東京となり、10月には元号が明治に変わったのです。

浅草寺の白鷺の舞は、この東京100周年を記念すると言うことで、1968年(昭和43年)に「浅草観光連盟」によって始められました。

「浅草観光連盟」とは、戦後の焼け野原状態であった浅草の町を復興するために、浅草の商店街や住人などが集い、1947年(昭和22年)に創設されたました。

2016年7月からは社団法人として、新たにスタートしています。

白鷺の舞の伝統は、現在においても昔と変わらずに、まずは行列を成して仲見世を踊りながら進み、その後に境内で改めて演技があります。

全員が平安装束で身を包み、とてもきらびやかです。

特に、白鷺役の踊り子たちは頭に白鷺の首から上の部分を被り、背中に大きな翼をまとった姿で、真っ白な翼を広げた姿が美しく、見ごたえがあります。

白鷺の他には、餌に見立てた紙吹雪をまく「餌まき」や、大きな傘を掲げる「大傘」などの役もあります。

浅草寺幼稚園の園児たちも、「守護童子」として行列に参加します。

他に、「楽人」19人、「武人」3人、「餌まき」1人、「棒ふり」1人、「大傘」1人も同様に行列に参加します。

 

白鷺の舞のご利益

白鷺の舞は、京都の祇園祭の鷺舞(さぎまい)を手本に、浅草寺の歴史を記した「浅草寺縁起」に登場する「遷座供養祭礼行列」の舞を再現したものです。

「遷座(せんざ)」とは、寺社の神仏を他へ移すことです。

白鷺の舞は、お堂の修理などでご本尊を移動させる時の儀式の一環として舞われたもので、平安時代には、悪い伝染病を退散させる意味を持っていました。

現代においても、悪い伝染病を退散させる意味合いは残り、これがご利益となっています。




浅草・浅草寺「白鷺の舞(しらさぎのまい)」の日程(開催場所・開催時間・見学料金)など

開催日程

  • 4月の第2日曜日
  • 5月の三社祭
  • 11月3日の文化の日
開催時間

  • 11:30〜 
天候による中止・延期

  • 雨天(小雨決行、大雨中止)
  • その他、荒天中止
開催場所

  • 浅草寺・境内 
アクセス(行き方)

  • 各線「浅草駅」下車、雷門をくぐって直進、徒歩5分から10分(浅草寺)
問い合わせ先

  • 住所:東京都台東区浅草2-3-1
  • 電話番号:03-3844-1221(浅草観光連盟) 

同日開催!「浅草・東京時代まつり」

「白鷺の舞」が行われる11月3日の文化の日には、浅草寺の周辺で「浅草・東京時代まつり」も開催されます。

628年の浅草寺創建から、平安時代、鎌倉時代、江戸時代などを経て「江戸」から「東京」に至る歴史を表現した大行列が、馬道通りや雷門通りを練り歩きます。

歴史上の様々な人物や出来事を表した盛りだくさんの内容で、子どもから大人まで楽しめますよ。

同日開催!「浅草・東京時代まつり」

  • 浅草寺創建の際に天から金龍が舞い降りたという言い伝えに基づく「金龍の舞」
  • 浅草寺で必勝を祈願したとされる「源頼朝の行列」
  • 江戸幕府を開いた「徳川家康」
  • 「江戸の町火消」や参勤交代の「大名行列」
  • 「黒船来航」に「明治維新」

そして、同じ日の午前中に浅草寺境内で行われた「白鷺の舞」も、この行列に加わります。

「浅草・東京時代まつり」の日程(開催場所・開催時間・見学料金など)

開催日程

  • 11月3日(文化の日)
開催時間

  • 12:00〜17:00
天候による中止・延期

  • 雨天(小雨決行、大雨中止)
  • その他、荒天中止
見学料金

  • 無料(有料席利用場合のぞく)
開催場所

  • 浅草・馬道通り〜雷門通り
アクセス(行き方)

  • 各線「浅草駅」下車、雷門をくぐって直進、徒歩5分から10分(浅草寺)
問い合わせ先

  • 住所:東京都台東区浅草寺周辺
  • 電話番号:浅草観光連盟 03-3844-1221

終わりに・・

以上、言うまでもなくこの日は1日中大混雑の浅草ですが、踊りやパレードを通して、直に浅草寺や江戸・東京の歴史に触れられる貴重な機会でもあります。

今年の文化の日は、浅草に出かけてみてはいかがでしょうか。

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