浅草寺本堂(観音堂)の立て札(聯)のデカ文字の意味と現代語訳

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浅草寺本堂へ参拝するとイヤでも視界に入るのが、柱に縦長に取り付けられたどデカイ木製看板です。

中にこれまた大きな難っしぅ〜ぃ漢字の羅列で何か言葉が書かれていまする。

このページでは、この立て看板の名前や書かれている内容について述べてみましょう!

縦長の木製看板を「聯(れん)」という

「聯」とは文字の刻まれた縦長の看板のことです。おおむね対になっているケースがほとんどです。浅草寺の聯も本堂を挟むようにして左右に2枚据えられています。

なお、浅草寺の本堂の聯は外陣に次の4枚据えられています。

本堂外陣(本堂内部)の須弥壇手前の左右両脇の聯の意味や書かれている文字・内容

聯は左右で2つ別れていますが、左右の聯の内容は合わせて読むことで一つの仏の教えとなっていまする。

賽銭箱を向かい見て右側の「聯」

『佛身圓満無背相』

 

読み

佛身ぶっしん

圓満えんまん

無背相むはいそう

仏身円満(ぶっしんえんまん)にして背相(はいそう)無し

意味

仏の身は完全円満であり、どこから眺めても背中を向いていない(常に正面を向いている)

佛身=仏の身

圓満=円満に等しく

書かいた人物

野口雪江(のぐちせっこう)

書家。寛政の三名筆の一人

彫刻した人物

中村蘭台(なかむら らんたい/篆刻家)

賽銭箱を向かい見て左側の「聯」

十方万來人皆対面

 

読み

じっぽうらいじんかいたいめん

十方(じっぽう)より来(きた)れる人みな面(おもて)に対(むか)ふ

意味

十方より来る(どこからでも来る)人はすべて仏の正面に向かい合える

書かいた人物

野口雪江

彫刻した人物

中村蘭台


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向拝の下(お外)に据えられた「聯」の意味や書かれている文字・内容

本堂向かい見て右側の「聯」

書かれている文字

『真身絶表象雲霞画出補陀山』

読み

『真身(しんじん)は表象(ひょうしょう)を絶すれども雲霞(うんか)画き出す補陀山』

真身=/仏の報身または法身/報身とは仏の三身の一つ。菩薩であったとき願を立て、修行の成就によって、その報いとして得た仏身をいう

表象(ひょうしょう=/現在の瞬間に知覚してはいない事物や現象について心に描く像

を絶すれども雲霞(うんか/雲やかすみ)画き出す補陀山

意味

ものの本当の姿(真身)というものは、形の如何によって左右されるものでもないが、雲や霞が描き出すように満ちる自然の景観は、まさに観音浄土「補陀落の世界」を表す。
※”信は荘厳より起こる”を云うものである。(浅草寺の堂塔伽藍・境内浄域のことを表す)。

書いた人物

豊道 春海(ぶんどうしゅんかい)

明治〜昭和期の書家,僧侶 天台宗大僧正。

彫刻した人物

中村蘭台

本堂向かい見て左側の「聯」

書かれている文字

『実相非荘厳金碧装成安楽刹』

 

読み

実相(じっそう)は荘厳(しょうごん)に非(あら)ざれども、金碧(きんぺき)装いを成す安楽刹(あんらくせつ)

実相=実際のありさま。一切のもののありのままの真実のすがた。

荘厳=重厚、立派なこと

金碧=黄金と碧玉

安楽刹=安らかで楽な=(仏の浄土を意味)

意味

存在する一切のものの、あるがままの姿というものは、とても形などに表すことはできないが、黄金やく(おあく)美しい宝玉で飾り立てられた伽藍などの景観こそは、まさに安楽浄土(仏の浄土)である。(浅草寺の堂塔伽藍・境内浄域のことを表す)。

書いた人物

豊道 春海

彫刻した人物

中村蘭台

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