浅草・浅草寺「駒形堂」
創建年
- 942年(天慶5年)
再建年
- 2003年(平成15年)
建築様式(造り)
- 方形造
- 鉄筋コンクリート造
屋根の造り
- 本瓦葺き
浅草寺・駒形堂の読み方
浅草寺の境内には、難しい名前の表記のお堂や仏像がありますが、「駒形堂」は「こまがたどう」と読みます。
浅草寺・駒形堂の歴史・由来
浅草寺を参拝する前に、ぜひ訪れて欲しい場所があります。
それは、隅田川の駒形橋ふもとにある「朱塗りのお堂」です。
駒形堂の脇を流れる隅田川では、浅草寺の永代秘仏ご本尊、聖観世音菩薩の像が発見された場所だと言われています。
江戸時代、絵師・歌川広重、歌川国芳(くによし)らによって描かれた駒形堂は、河岸にたくさんの舟が停まり、朝早くから参拝の客であふれています。
また浅草寺の総門がここにあったとされており、浅草寺参拝の拠点とされていたようです。
浅草寺・駒形堂のご本尊「馬頭観世音菩薩」
駒形堂は、942年(天慶5年)、平公雅(たいらのきんまさ)によって建てられましたが、浅草寺の多くの建物がそうであるように何度も焼失しています。
現在の建物は2003年(平成15年)に建てられたものです。
宝形造の屋根を持つ、3間のお堂は、鉄筋コンクリートでできています。
ご本尊の馬頭観世音菩薩は、木彫りの立像です。
高さ28.8㎝で、三面六臂(さんめんろっぴ)・・つまりは、お顔が3つに、腕が6本の観音様です。
馬頭観世音は馬を頭に乗せた姿をしており、動物救済に御利益があるとされています。
ご本尊が発見された川ですから、その川の動物たちを救済しておられるのでしょう。
実際に、この川ではご本尊が発見されてから、漁が禁止されています。
また、馬はその昔、移動手段だったことから、旅行の安全祈願にご利益のある観音様でもあります。
浅草寺へ参拝する前に「駒形堂」へお参りし、無事に浅草参拝を終えたいものですね。
浅草寺・駒形堂の場所
都営・浅草線・浅草駅の付近、駒形橋のたもとに位置します。
駒形堂から雷門までは歩いて4分ほどです。
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