東京浅草と言えば、「浅草寺」をはじめとして「仲見世通り」に「三社祭」が有名です。
浅草寺の創建は628年(飛鳥時代)と云われており、江戸時代には江戸の鎮守として将軍家からの絶大な崇敬を受け繁栄を極め、今日に至っています。
近年、浅草寺の境内は外国人の観光客が目立ちますが、日本人で境内が埋め尽くされる日が年に1回あります。
それが正月初詣の時期です。
浅草寺の三が日における正月初詣の参拝客数は例年、約290万人と言われており、これは明治神宮300万人、成田新勝寺310万人、川崎平間寺305万人に次ぐ数です。
ちなみにこれらの寺院、すべて関東圏の寺院になりますので、関東が日本における人口密度がいかに高い都市なのかが想像につきます。
しかし、290万人と聞くとあまりにも途方もない数字で、実際にどれくらいなの数なのかは漠然としか分かりませんが、元旦(1月1日)から1月3日の間に290万人が境内に殺到するワケです。
ちょっと想像してみてください。
290万人を単純に3日で割ると約96万人!となり、つまり1日に96万人が境内に殺到していることになります。
さらにこれを時間単位で割り出すと・・、ぬっ、ぬっ、ぬっ、ぬぅあんとぉぅぉぅぉぅ!..ゴホっ、・・1時間に約4万人!!もの人が訪れている計算になります。
ものすごい数です。
1時間に4万人もの人が賽銭箱を目指して押し寄せますので、大混雑は必至となります。
そこで以下では、できるだけ浅草寺における正月初詣の混雑を回避できる方法をご紹介しています。
また、交通規制や屋台の種類もご紹介していますので是非!ご参考にしてしていただければと思います。
浅草寺の正月期間中の営業時間(開門・閉門時間)
浅草寺の境内は24時間参拝が可能ですが、本堂を始めとする各御堂の門が開く時間は24時間ではありません。
参拝自体は、本堂の外側に賽銭箱がありますので24時間可能なのですが、本堂の扉は規定の時間でないと開放されていないのです。
各、御堂の門が開く時間は下記の通りです。
浅草寺の諸堂は午前6時の開堂~午後5時の閉堂。
10月~3月の開堂時間は基本、午前6時30分より。正月初詣期間のみ終了時間が下掲のように日によって異なる。
月日 | 開所時間 |
大晦日(12月31日) | 6時30分から19時まで |
元旦(1月1日) | 午前0時から20時30分まで |
1月2日 | 6時30分から19時30分まで |
1月3日 | 6時30分から19時まで |
1月4日 | 6時30分から19時まで |
1月5日 | 6時30分から18時30分まで |
1月6日 | 6時30分から18時まで |
1月7日 | 6時30分から18時まで |
以降 | 午前6時30分から17時まで(通常通り) |
なお、閉堂時間は急遽、変更になる可能性もあり。最新情報をお確かめの上、お出かけください。
https://www.senso-ji.jp/(浅草寺公式サイト)
浅草寺の境内営業時間に関しては以下↓の当サイトの別ページにてご案内しておりますのでご参照ください。
尚、上記正月期間中(1月1日から1月7日)は、お守り・御朱印の授与所と各、御堂の営業時間は同じですが、正月期間を過ぎるとお守り・御朱印の授与所は朝9時から夕方17時までとなります。
つまり、各・御堂の営業時間とお守り・御朱印の授与所の営業時間は異なりますので注意が必要です。
浅草寺初参り境内参拝順路・配置図
浅草寺の混雑状況と混雑回避方法
以下では浅草寺における混雑状況と混雑回避方法を日数別でご紹介します。
大晦日(12月31日)
- 混雑する時間帯:22時30頃から翌1月1日(元旦)午前3時頃まで
大晦日の22時30分あたりから、序々に境内が混雑してきます。
この混雑はカウントダウン狙いの参拝客になり、紅白歌合戦が終わり「行く年来る年」が始まる瞬間から初詣に赴く人が増えます。
ピーク時間は23時頃から翌元旦(1月1日)の午前4時頃まで続きます。
待ち時間も当然の如く発生し、例年2時間から3時間ほど行列ならび微速前進しながら、お賽銭箱を目指すことになります。
混雑回避方法
大晦日(12月31日)は、混雑を回避する術がありません。
混雑するのを覚悟で訪れる必要があります。
唯一あるとすれば、夜になる前に浅草寺を訪れ、ポールポジション(お賽銭箱に近い位置=行列の先頭)を取ることです。
元旦(1月1日)
- 混雑する時間帯:午前0時頃から午前3時頃まで、午前10時頃から午後15時頃まで
午前4時を過ぎる頃、一旦、混雑が収まりをみせ境内が落ち着きを取り戻します。
しかし午前10時30分頃から再び大混雑を見せ始めピークを迎えます。
以降、18時頃まではピークが続きます。
特に昼(正午)を過ぎてから急激に参拝客が増加します。
お賽銭箱まで行列に並ぶことになり、待ち時間が発生しますので防寒対策をシッカリとする必要があるでしょう。
新年早々に風邪を引くと言うのはあまりにも縁起が悪すぎます!
混雑回避方法
午前5時頃から午前9時頃までが狙い目です。
この時間帯はカウントダウンが終了した直後であり、さらに外気温が最低温度になるので外出する人が少なく、訪れる人も少ないです。
この時間帯に家族で参拝してから、翌朝少し遅めに起きてきて、家族でゆっくりと正月番組を見ながらおせち料理をいただくのも良いかもしれません。ウフ
待ち時間を過ごすので、暇つぶしのスマホ(携帯電話)は必需品です。
やりかけのローププレイングゲームなどがある場合は、この待ち時間でクソほどレベル上げができます。是非!
1月2日
- 混雑する時間帯:10時頃から15時頃まで
元旦よりは混雑はマシですが、依然、境内はものすごい参拝客です。
朝10時頃から混雑が始まり、以降、17時頃までピークを迎えます。
無論のこと、お賽銭箱まで待ち時間が発生します。
ノロノロと微速前進しながら境内を進むことになります。
元日と同じく防寒対策をシッカリとなさってください。
混雑回避方法
元日(1月1日)と同じく、午前5時から午前9時の間を狙って参拝するようにします。早朝はやはりドコの神社や寺院でも混雑しにくいものです。
1月3日
- 混雑する時間帯:10時30分頃から14時30分頃まで
1月3日ともなれば随分と参拝客が減ります。
基本的にドコの神社や寺院でも言えることですが、元旦から日が経つごとに参拝客が減少していきます。
1月3日ともなれば割とスムーズにお賽銭箱まで辿り着くことができます。
混雑回避方法
同様に午前5時から午前9時頃の間を狙って参拝するようにします。
1月4日
- 混雑する時間帯:11時頃から14時頃まで
1月4日ともなれば、ほとんど待ち時間なく参拝することができるハズです。
カウントダウンのコダわりを捨てれるのであれば、このあたりを狙って参拝に訪れるのがストレスなく、スムーズにお参りができるでしょう。
混雑回避方法
同様に午前4時から午前9時頃の間を狙って参拝するようにします。
1月4日頃ともなれば、日中でも境内が空いていますので、特に早朝を狙って参拝する必要はありません。
1月5日
1月5日以降は、日中でもスムーズに参拝できます。
新年の仕事始めを迎えている方も多数いると思われますので、その分参拝客の数が減少しているのです。
しかし、正月気分を味わいたいのであれば、敢えてカウントダウンへ参加して駄々長い待ち時間を冷凍庫状態の境内で過ごしてお賽銭箱へ賽銭を投入する、と言うのも良いものです。
話のネタにもなりますしね。
待ち時間が多ければ多いほどその分、たった1回の参拝がものスゴい価値のある、ありがたいものになります。
真剣にお祈りすることで「霊験あらたか」なご利益を授かることができるでしょう。
混雑回避方法
1月5日は混雑がないので、混雑回避方法はありません。
くれぐれも風邪には注意して良い1年をお迎えください。
リアルタイムで浅草寺境内の混雑状況を把握する!
浅草寺のYouTube公式チャンネルでは浅草寺境内の宝蔵門と、浅草寺境内の表玄関となる雷門に設置した2台の定点カメラにより、本堂周辺の様子をリアルタイムでYouTubeにて公開してい‥‥‥申す。ギャホェっ
浅草寺の周辺付近の交通規制
すでに上述した通り、浅草寺の正月時期の初詣には例年、約290万人もの参詣者が訪れます。
それに伴い、浅草寺の周辺付近は交通規制が敷かれています。
大晦日(12月31日)から元旦(1月1日)までの交通規制
- 交通規制の期間:大晦日(12月31日)23時頃から翌・元旦(1月1日)午前3時頃まで
浅草寺境内への入口の1つである「雷門」の前の道路「雷門通り」及び、仲見世通りの延長先の道路である「並木通り」は、車両の通行が禁止となります。
つまりほぼ歩行者天国状態となります。
交通規制の場所
雷門通り(雷門1丁目交差点から吾妻橋交差点まで)
並木通り(駒形橋西詰交差点まで)
浅草寺の周辺付近の交通規制マップ(地図)
1月1日から1月3日までの交通規制
また、1月1日の11時からは再び交通規制が開始され、以降、1月3日の夜17時まで、3日連続で交通規制が継続して敷かれます。
- 交通規制の期間:
1月1日~1月3日、各日11時頃から17時頃まで
交通規制の場所
雷門通り(雷門1丁目交差点から吾妻橋交差点まで)
並木通り(駒形橋西詰交差点まで)
馬道通り(馬道交差点から吾妻橋交差点まで)
二天門通り(東参道交差点まで)
以上のことから乗用車での参拝を検討しておられる方は、浅草寺近隣の駐車場へ駐車するか、もしくは公共交通機関を利用しての参拝になります。
正月時期の浅草寺や浅草寺の周辺付近はドコに行っても人ゴミで溢れかえっていますので、車は自宅に置いて公共交通機関を利用する方が賢明です。
また、正月初詣期間中の浅草寺周辺付近の駐車場は、料金が上がっていることが多いです。
仮に参拝の所要時間に約3時間かかったとして駐車料金を概算すると3,000円から4,000円ほどすることもあります。
正月期間中はドコも稼ぎ時ですので浅草寺だけではなく、日本全国の神社や寺院の周辺付近の駐車場でも同じことが言えます。
ある意味、車での参拝を抑制するための施策とも言い換えることもできますが。
ちなみに浅草寺には公式の駐車場がありませんのでご注意ください。
浅草寺周辺の駐車場に関しては、当サイトの下の記事にて詳細をご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
「浅草・浅草寺の周辺・周辺の駐車場の「混雑回避方法・渋滞状況」」
浅草寺の周辺付近の交通規制のマップ(地図)のPDFはコチラから
※PDF引用先:浅草寺
浅草寺の初詣「除夜の鐘つきはできる?」
お寺の初詣と言えば、欠かせないのが除夜の鐘です。
浅草寺でも、12月31日大晦日の夜には除夜の鐘が鳴らされますが、残念ながら一般の参拝者がつくことはできません。
なお、浅草寺の除夜の鐘は程よく飛び地にある「弁天山」にある鐘楼の鐘です。
浅草寺の正月初詣期間中のイベント行事一覧
大晦日から6日まで、災厄の象徴とされる鬼を追い出す「修正会」厳修される。
除夜の鐘が撞かれると新年が明け、1月1日(元旦)から7日まで新年大祈祷会が執行される。
また、5日には「牛玉加持会」が行われるなど、年頭行事が続く。
新年大祈祷会
1月1(日)~7日(土)終日 於 本堂
修正会
12月31日(土)午後2時
1月1日(日)~6日(金)各午前10時 於 本堂
※5日(木)のみ牛玉加持会後
牛玉加持会
1月5日(木)午前10時 於 本堂
浅草寺の定時法要
毎朝6時の「時の鐘」 毎朝6時の「時の鐘」
不動護摩供 不動護摩供
本堂では、毎日定時に3回の法要がございます。
- 朝座 午前6時(10月〜3月は午前6時30分)
- 昼座 午前10時
- 夕座 午後2時
浅草寺のご祈祷申し込み時間や日程
ご祈祷・ご回向法要時間
午前6時(10月〜3月は午前6時30分) 午前10時、午後2時の定時法要にてご祈祷・ご回向を執行。
※お正月や御縁日、土日祝日等には上記以外にも法要を行う場合あり。
※祈祷されたお札は法要後、ご自宅にお持ち帰り可能💘
※配送にての郵送依頼も可能💘
ご祈祷受付時間
開堂午前6時(10月〜3月は午前6時30分) から閉堂午後5時まで。
ご祈祷受付場所
本堂内ご祈祷受付所
ご祈祷志納金
・紙札 5千円以上
・小木札 1万円以上
・大木札[赤水引] 2万円以上
・大木札[金水引] 3万円以上
ご回向志納金
3千円以上
浅草・浅草寺までの交通アクセス
バスでの行き方
都営バス
「二天門バス停」 徒歩約3分(距離230m)
「浅草雷門バス停」 徒歩6分(距離550m)
「東武浅草駅バス停」 徒歩約7分(距離600m)
台東区循環バス「めぐりん」
「二天門バス停」 徒歩約2分(距離180m)
「浅草寺北バス停」徒歩約3分(距離230m)
京成タウンバス
「浅草寺北バス停」徒歩約3分(距離230m)
電車での行き方
東京メトロ銀座線
浅草駅より徒歩約7分(距離600m)
都営地下鉄浅草線
浅草駅A4出口より徒歩約7分(距離600m)
つくばエクスプレス
浅草駅より徒歩約7分(距離600m)
東京スカイツリーライン
浅草駅より徒歩約7分(距離600m)
浅草寺へのアクセス方法の詳細については当サイトの下記↓のページでご紹介しております。
- 新宿駅から浅草寺(浅草駅)までのアクセス・行き方「電車・バス・車(タクシー)」
- 東京駅から浅草・浅草寺(雷門)までのアクセス・行き方「電車・バス・タクシー」
- 東京・浅草「浅草寺(雷門)」へのアクセス・行き方「電車・最寄り駅」など
- 浅草・浅草寺から明治神宮へのアクセス・行き方「電車・バス・車(タクシー)」
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