浅草寺境内「三宝荒神堂(宝光山大行院)」

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浅草寺・三宝荒神堂(宝光山大行院)

創建年

  • 不明
建築様式(造り)

  • 宝形造り
屋根の造り

  • 本瓦葺
御本尊(御祭神)

  • 三宝荒神

三宝荒神堂の読み方

浅草寺の境内は、読みにくい名前のお堂や仏像がありますが、「三宝荒神堂」は「さんぽうこうじんどう」と読みます。

”三宝荒神”の名前の由来

荒神さまは、「仏・法・僧」の三つの宝を守る神様なので「三宝荒神」と呼ばれます。

浅草寺・三宝荒神堂の歴史・由来

浅草不動尊と同じように、浅草寺の敷地内には、浅草寺に属さないお堂がもう1つあります。

それが「三宝荒神堂」、別表記で「宝光山大行院」と言います。

お堂の前、賽銭箱の上には赤い提灯に黒字で「荒神」と書かれており、「三宝荒神堂」と書かれた紫色の旗(のぼり)が風にあたるとユラユラとなびいています。




荒神さまのご利益・効果

荒神さまはその字のごとく荒々しい神様とされており、祟りやすい性格であるようです。

しかし一方で、信仰心を顕にする者には祟る力を用いて本願を後押ししてくださいます。

三宝荒神堂に立つ紫ののぼりには、よく見ると「台所守護」の文字が書かれています。

はじめて三宝荒神堂へ参拝される方は「台所守護」と聞くと立ち止まってしまう方も多いと思われますが、荒神さまは、地神さまであり、その土地の主神さまと云われています。

そして、家を守る神様でもあります。

荒神さんは台所の神様

神様を家でお祀りするのですから、清浄な場所でお迎えしなければいけません。

そこで近世に荒神さまを祀ったのが「かまど」です。

現在のガスコンロですね。

「かまど」では、火をたきます。

火は全てのものを浄化する力を持っているとされ、火を使う「かまど」が荒神さまの寄り代として選ばれたのです。

こういった理由で、荒神さまが「かまど」のある「台所の守護神」とされているのです。

他にも「かまどの神」と書いて「竈神(こうじん)」とも呼称されます。

なお、三宝荒神を祀る寺院の総本山は、兵庫県宝塚市清荒神に位置する「清荒神清澄寺(真言三宝宗・大本山)」とされています。

三宝荒神堂の特殊な参拝の仕方

荒神さんにお参りする時は、出雲大社のように特殊な参拝方法があります。

以下では、荒神さんの参拝方法をご紹介しますので、荒神さまをに失礼のないように、丁寧にお参りしましょう。

なお、荒神さんの基本的な参拝方法は「一礼、三拍手、一礼」となります。

  1. まず、軽くおじぎをします。
  2. お賽銭を投じます。
  3. 鈴を鳴らす。
  4. 1回、礼をする。
  5. 拍手(はくしゅ)を三回打つ(三拍手)。
  6. 一礼します。
  7. 最後にもう1度深くおじぎをした後「仏・法・僧」の、それぞれの仏様に拍手を打ち、最後にまた深くおじぎするのです。
    宗派に在籍しており、読経される方はこのタイミングで読経を行います。

三宝なので、三拍手と覚えるとわかりやすいですね。ウフ

浅草寺・三宝荒神堂(宝光山大行院)の場所(地図)

場所は、浅草不動尊の隣、宝蔵門と五重塔の間を少し南へ行った所、浅草寺・浅草不動尊のスグ付近にあります。浅草不動尊と同じ宝光山大行院のお堂です。

三宝荒神堂は、浅草寺の境内の宝蔵門を向かって見て左脇です。

浅草寺・三宝荒神堂(宝光山大行院)へのお問い合わせ先「住所・電話番号・営業時間・定休日」

  • 住所:東京都台東区浅草2‐3
  • 電話番号:03-3841-9368
  • 営業時間:浅草寺に準ずる
  • 定休日:要問い合わせ
  • 境内参拝:無料
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