【東京スカイツリーと風水の意外な関係とは?】建てた目的(理由)や歴史・建築様式(構造)・特徴 について

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東京スカイツリー

竣工年(展望台)

  • 2012年5月22日
建築工法

  • 鉄骨造
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造
  • ナックルウォール工法(基礎)
施工者

  • 大林組
設計者

  • 日建設計 (東京タワーの設計も担当 )
デザイン

  • 澄川喜一
  • 安藤忠雄
建設期間

  • 2008年7月14日~2012年2月29日
高さ

  • 地上160階、634m
  • 第1展望台「展望デッキ」は地上 350m
  • 第2展望台「展望回廊」は地上 470m
敷地面積

  • 36,844.39 ㎡
建築面積

  • 31,832.60 ㎡
建設費用

  • 約 400 億円
総事業費

  • 約 650 億円
住所

  • 東京都墨田区押上 1-1-2
運営者

  • 東武タワースカイツリー株式会社
発願者

  • 東武鉄道

造り手がスカイツリーの込めたメッセージ

東京スカイツリーは、東武鉄道が出資して東武鉄道の運営のもとに成り立っています。

その東武鉄道が東京スカイツリーの造り手に伝えたメッセージは「時空を越えたランドスケープを演出して欲しい」だったそうです。

それを形にして具現化したものが、この東京スカイツリーです。

「ランドスケープ」とは、”シンボル”と言う意味合いになりますので、近未来の東京のシンボルと言うことになります。

衝撃!東京スカイツリーの「高さが634mである理由と由来とは?」

東京スカイツリーは、現存するタワー型建造物としては世界一高く、なんと!2011年にギネスブックに登録されています。

634mである理由としては、電波が東京都心の超高層ビルの影響を受けない高さということで、テレビ局側が「600m 以上」を要請したことが、高さ決定のスタートラインになっています。

実は他にも634mである理由があり、旧国名「634(む・さ・し)=”武蔵国(むさしのくに)”」に因んでいます。

東京スカイツリーが「建設された目的(理由)」

東京と言えば、「高層ビル」と言ったイメージが脳裏に浮かんできます。

確かに東京都は高層ビルやさらに高さのある「超高層ビル」と言ったビル郡の林立(建ち並ぶ)により、一部の地域に東京タワーの電波が届きにくくなると言った問題がありました。

つまり、そんな電波状況の改善や「ワンセグ」を代表とした携帯電話(スマホ)向け放送の「受信環境の改善」が主な理由となります。




東京スカイツリーの「歴史」

歴史
2003年12月NHKと民放キー局5社により「在京 6 社新タワー推進プロジェクト」が発足
2006年3月新タワー建設地が決定
2006年10月新タワーと複合施設のコンセプト「Rising East Project〜やさしい未来が、ここからはじまる」発表
2006年11月新タワーのデザイン発表
2007年11月新タワーの名称の公募開始
2008年6月新タワー名称検討委員会による絞り込みと一般投票を経て、名称が「東京ス
カイツリー」に決定※補足※一般投票にかけられた6候補の名前
「東京スカイツリー」「東京 EDO タワー」「ライジングタワー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」
2008年7月着工
2009年10月タワーの高さを 634m とすることを発表
2010年10月公式キャラクター「ソラカラちゃん」決定
2012年2月竣工
2012年5月開業 ※当初は予約券のみの販売
2012年7月当日券の販売を開始
2013年2月開業から 283 日目で来場者数が 500 万人に到達
2013年5月台湾の高層ビル「台北 101」との友好関係締結
2013年5月NHK と民放キー局 7 局、東京スカイツリーからの電波送信開始
2013年12月来場者数が 1000 万人に到達

東京スカイツリータワーの「年間来場者数のと推移」

2012年:401万人(5月22日から12月31日まで)
2013年:619万人
2014年:531万人

東京スカイツリーの「建築様式と構造」

東京スカイツリーと浅草寺-

東京スカイツリーの形

東京スカイツリーの形には、日本の伝統的な「美」が活かされています。

東京スカイツリーの断面は、地上に近い部分では三角形で、上に行くに従い丸みを帯び、第1 展望台・展望デッキに近づく地上 300m の地点では「円形」になります。

この変化により、外面には「そり」「むくり」という曲線が現れます。

「そり」とは凹型に弧を描く曲線で、東京スカイツリーの「三角形」の頂点にあたる部分のラインに見られ「むくり」とは凸型に弧を描く曲線で、三角形の辺の中心部分のラインに見られます。

つまり、東京スカイツリーは見上げる位置によって、反っているようにも、膨らんでいるようにも見えるのです。

「そり」や「むくり」は日本の伝統的なデザインで、例えば社寺建築の屋根や瓦、日本刀にも使われています。

東京スカイツリーの足元の柱1つの大きさ

  • 材質:鉄
  • 接着加工法:溶接
  • 直径:2.3m
  • 厚さ10cm
  • 長さ4m
    ※地下の杭の長さ:1つ50m

東京スカイツリーの「色 」

東京スカイツリーの外壁には、日本の伝統工芸である「藍染」の最も薄い色「藍白(あいじろ)」をイメージした「スカイツリーホワイト」という独自の色が使われています。

やや青みのある白で、純白に比べて空の色をきれいに映し、日が照った時もまぶしくないなどのメリットがあります。

また、ロゴマークの水玉模様にも、日本の伝統色が採用されています。

少しクスんだ淡い色で、それぞれが以下のような意味を表しています。

東京スカイツリーのイラストとの組み合わせで、東京スカイツリーという「木」に、葉や花や果実が色を添える様子を表しています。

  • 常盤色(ときわいろ:深い緑)=「伝統」
  • 萌黄色(もえぎいろ:黄緑)=「若さ」
  • 刈安色(かりやすいろ:ススキのような黄色)=「みんなの」
  • 黄金色(こがねいろ:深い黄色)=「未来」
  • 紅梅(こうばい:ピンクに近い紅色)=「華やかさ」
  • 江戸紫(えどむらさき:青紫)=「粋」
  • 空色(そらいろ:薄い水色)=「エコロジー」




東京スカイツリーの「心柱制震構造」

東京スカイツリーは、法隆寺の五重塔を参考に、建物の中心を縦に貫く「心柱(しんばしら)」によって揺れを小さくする制震構造を採用しています。

東京スカイツリーの「心柱」は直径約8m の円筒型で、中は階段になっています。

つまり、この心柱によって揺れを吸収して逃がし、尚且つ、建造物の倒壊を防ぐと言ったことになります。

ちなみに「制震」は建物の揺れを小さくする構造ですが、地震による倒壊などの被害を防ぐための構造には、他にも以下のような種類があります。

  • 建物の強度を高くして揺れにくくする「耐震(たいしん)
  • 揺れが地上から建物に伝わるのを防ぐ「免震(めんしん)

えぇっ?!「強い風」が吹いて東京スカイツリーが営業中止?!

実は今から4年前の開業当初から、なんと!強風が東京スカイツリーを取り巻き、その影響で営業を停止すると言う事態が度々発生していると言うのです。

営業を停止した日数は、2012年5月の開業から2014年までの間の総計でなんと!80日間も及びます。

もちろん、こう言った営業停止の事前勧告は余裕を持って周知できるものではなく、当日の風の具合で決まってしまうことになります。

当然、営業中止となると、急に勧告されますので遠方からツアーなどで来場した観光客やなどは、肩を落として帰らなければならない事態が起こります。

こうなると団体の予約数が激減したり、ツアー各社の観光ツアーコースに組み込みしにくくなってしまうことにもなりかねません。(2013年度は約25万人も減)

そこで、2015年3月に地上と「第1展望台・展望デッキ」を結ぶエレベーターの改修工事が開始されることになります。

東京スカイツリーの名物!エレベーターの設置と完成

東京スカイツリーのエレベーターは、強風や地震などの影響でロープが揺れてしまった場合に、振動を探知して停止する仕組みになっています。

つまり、上述の一連の営業停止は、このエレベーターが原因であると言っても過言ではありません。

そこで、このエレベーターの「振動」を探知するセンサーの感度を調整するために工事が開始されており、1基あたり約6ヶ月もの期間を要して行われています。

エレベーターの工事期間中は営業停止?

東京スカイツリーのエレベーターの工事による営業停止はありませんが、完成までは1基少ない3基での営業となります。

1基目の工事が終わったら、改修の効果を検証しながら、2 基目以降の工事を行うことになっています。

1基目は2015年の3月に工事が開始されており終了が9月です。

2基目は2015年の秋口から工事が開始されています。

東京スカイツリーのエレベーターの速度・定員・台数

  • 速度:分速600m(第一展望デッキまで約50秒)
  • 定員:40人
  • 台数:4台(展望デッキ行き・ネーミングは「天望シャトル」)
    ※その他、1号機から6号機:東芝製、7号機から13号機(日立製)




「風水」の観点から見る東京スカイツリー

東京スカイツリー

世界一高い電波塔である東京スカイツリーの設計・デザイン・建設工事は、現実的な多くの制約の中で行われているので、現代における「風水」などと言う奇想天外な発想は考慮されて造営されていません。

しかしこれはあまり知られていませんが、実は東京都(過去の江戸)は皇居のある場所(江戸城)を中心として、風水の考え方にかなった都市設計になっているのです。

そこで、東京の新悦の大型観光名所とも言える、この東京スカイツリーの風水的な観点から考察してみると以下のようになります。

建物の形

先のとがった形は「毒矢(どくや)」と言う悪いエネルギーを周囲に送ると考えられています。

東京スカイツリーが直接見える家やお店では、窓辺に視界を遮るものを置くなどの工夫をすると、影響を受けにくくなります。

また、周囲に高い建物や山がないため、この東京スカイツリーが上空の「気」の流れを変え、気候や自然環境に変化をもたらすことも考えられます。

建物の位置

東京の中心を皇居と考えると、東京スカイツリーは北東に位置します。
風水によると北東は「教育や通信」「メディア」を表す方角なので、「テレビの電波塔にふさわしい方角」と言えそうです。

また北東は「山」の方位であり、この方位を高く保つことによって周囲に良い運気の流れを起こすことができるとも考えられているので、高い建物が建ったことはこの考え方にかなっています。

一方で、北東は「鬼門」の方角でもあります。
従って、北東に東京スカイツリーが建つことで「鬼門封じ」になるとも、反対に北東の東京スカイツリーと南西の東京タワーを結ぶ「結界破り」のラインができて、悪いエネルギーが流れ込むとも言われています。

建設の時期

20年を一区切り、180年を1サイクルとする風水の考え方では、2004年から2023年は「リオド 8」と呼ばれる期間です。

この期間の中心になる方位は北東なので、2012年に東京スカイツリーが建ち、北東に位置する地域のエネルギーが活性化されることは、風水的には良いことです。

建物の色

中国古来の「五行」という考え方によると、天下のすべてのものは、木・火・土・金・水の5つの元素からできています。

北東は「土」の方位であり、東京スカイツリーの白やグレーを基調とした色は「金」を表します。

「金」は「土」のエネルギーを弱めてしまうので、白やグレーはこの地域との相性が良いとは言えません。

しかし、夜になりライトアップされると、属性が「金」から「火」に変わり「土」のエネルギーを高め、相性の良い組み合わせとなります。

ちなみに北東に置くものとしては、「火」の赤や「土」の茶色に近い色が、相性の良い色とされています。

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