2020隅田川花火大会の「開催日(日程)・打ち上げ場所・歴史など」と「人気・おすすめ・穴場の鑑賞スポットはここだ!」
こちらのページでは、江戸時代の「両国の川開き」を起源とし、日本一の歴史を持つ隅田川花火大会の開催日程や打ち上げ場所、歴史、花火を無料で見られる人気の鑑賞場所、さらには、気になる屋台の場所や種類、トイレの場所などもご紹介します。
隅田川花火大会は、例年、95万人ほどの人出があるビッグイベントです。
会場に足を運び、快適に見るためには、下調べが欠かせません。
以下をご覧になり、あなたにぴったりの鑑賞場所を見つけてくださいね。
項・一覧
- 1 2020隅田川花火大会の「開催日(日程)・打ち上げ場所・歴史など」と「人気・おすすめ・穴場の鑑賞スポットはここだ!」
- 2 隅田川花火大会の概要(日程・打ち上げ場所など)
- 3 隅田川花火大会観覧・場所取りのポイント
- 4 隅田川花火大会の人気・おすすめ・穴場鑑賞スポット①第一会場側
- 5 隅田川花火大会の人気・おすすめ・穴場鑑賞スポット②第二会場側
- 6 知る人ぞ知る!特別開放されるこんな場所も要チェック!
- 7 質問!浅草寺から隅田川花火大会は見える?
- 8 もう1つ質問!東京スカイツリーから隅田川花火大会を見るには?
- 9 隅田川花火大会の会場に出店(屋台)は出る?
- 10 隅田川花火大会の会場にトイレはある?
- 11 隅田川花火大会へのアクセス(行き方)・混雑回避策は?
- 12 【豆知識】隅田川花火大会の歴史(由来)・特徴
- 13 【補足】隅田川花火大会の内容(構成)・見どころ
- 14 隅田川花火大会に関するお問い合わせ先
隅田川花火大会の概要(日程・打ち上げ場所など)
【令和2年(第43回)隅田川花火大会は中止となりました。】
隅田川花火実行委員会は7月11日(土)の花火大会実施に向け、準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、感染症拡大防止及び地元の皆様や来場されるお客様の健康と安全確保を第一として、令和2年の開催は中止を決定いたしました。また、延期開催もございません。
開催を楽しみにされていた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
隅田川花火大会公式サイト(PDF
はコチラ)
※以下の情報は2020年(令和元年)第42回大会のものです。
※2020年は、東京オリンピック期間を避けるため、7月11日(土)に前倒しで開催されることになっています。
開催日(日程)
- 7月最終土曜日
※2020年(令和2年)7月11日(土)
開催時間
- 第一会場:19時~20時30分
- 第二会場:19時30分~20時30分
打ち上げ場所(会場)
- 第一会場:桜橋と言問橋の間
- 第二会場:駒形橋と厩橋の間
打ち上げ玉数
- 第一会場:約9,350発(コンクール玉200発含む)
- 第二会場:約10,650発
- 合計約20,000発
例年の人出
- 約95万人
雨天時
- 荒天などの場合は翌日(日曜日)に延期し、両日とも実施できない場合は中止。
隅田川花火大会観覧・場所取りのポイント
※規制エリアについてはこちらのマップをご覧ください。
※第42回(2019年)隅田川花火大会道路規制図は、こちらのページに掲載されています。
①橋は一方通行・立ち止まり禁止!
打ち上げ会場に近い白髭橋、言問橋、吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋は、徒歩で渡れますが、一方通行・立ち止まり禁止となります。
また、道路でも、一方通行になる場所がありますので、上掲の地図をご確認の上、当日現地では案内に従って移動してください。
②隅田公園の場所取りは朝から!
地図上に緑色で塗られた公園・遊歩道のエリアは場所取りをして花火大会を観覧することができますが、早い人は前日夜から場所取りをしている激戦区です。
どんなに遅くとも、花火大会当日の朝9時~10時頃には場所を確保しないと良い場所は埋まってしまいます。
シートを敷いても無人になると取られてしまうこともあるので、複数人で場所取りをして、交代で買い物やトイレ休憩、荷物番をできるようにしてください。
また、少しでも多くの方が入れるよう、必要なスペース以上の場所取りはしないのがマナーです。
③路上は交通規制開始と同時に確保!
隅田川花火大会の打ち上げ場所周辺には、海岸や広い緑地など、大勢が集まれる観覧場所がありません。
ですので、花火大会当日は、交通規制(車両通行止め)エリア内の路上でも、腰を下ろして花火を見ることができる場所が設けられます。
ただし、花火がよく見える場所は限られている上、周辺地理に詳しい地元の方や常連さんが上手に場所取りしてしまうので、初めて行く人にはハードルが高めです。
当日18時に交通規制(歩行者天国)が始まると、良い場所から埋まっていくので、下調べが欠かせません。
17時頃には、歩道の邪魔にならない場所にスタンバイしておくのがおすすめです。
④どちらか選ぶなら、第一会場?第二会場?
隅田川花火大会は、桜橋と言問橋の間の「第一会場」と、駒形橋と厩橋の間の「第二会場」の二か所で花火が打ち上げられます。
それぞれの会場には、以下のような特徴・ポイントがあります。
第一会場
- 各線浅草駅から近いメイン会場
- 花火の打ち上げは19時から
- 花火コンクールがある
- 打ち上げ玉数約9,350発(コンクール玉200発含む)
第二会場
- 各線蔵前駅や両国駅から近い会場
- 花火の打ち上げは19時30分から
- 打ち上げ玉数約10,650発
人出は2会場合計で、例年約95万人です。
打ち上げ時間が長く、コンクールがあって見どころも多い第一会場周辺の方が人が多いようで、協賛席や旅行会社のツアー客向け特別観覧席も、第一会場前にあります。
ただ、それなら第二会場は空いているのかというと、全然そんなことはありません。
どちらの会場も、会場に近ければ近いほど、大混雑は必至ですので、あとはあなたのスケジュールや利用する電車の路線・駅、一緒に観覧するメンバーなどに応じて、よりぴったりと思える場所で見るのが良いでしょう。
なお、両会場とも、周辺は台東区側(浅草側)の方が、墨田区側(東京スカイツリー側)よりも混雑しがちになります。
⑤暑さ・日差し・風対策をする
長時間場所取りをする場合は、屋外に留まるための準備が必要です。
レジャーシートに加えて、クッションや折りたたみ椅子があると、体への負担が軽くなります。
川沿いや路上に場所を取る場合は、暑さや日差し対策のための飲み物、日焼け止め、日傘などをご用意ください。
また、川沿いは風が強い可能性があるので、レジャーシートが飛ばされないようにするためのガムテープがあると便利です。
日傘も、頑丈なものがおすすめです。
公園など緑の多い場所なら、蚊対策もお忘れなく!
⑥有料で場所を確保するのもおすすめ
以下では、隅田川花火大会を無料で見られる場所をご紹介しますが、初めて行く方や、不慣れな方、長時間の場所取りはできないという方には、ホテル、レストラン、屋形船、協賛席などを予約したり、花火大会観覧ツアーに参加したりすることをおすすめします。
数千円~数万円かかるものの、場所取りの手間はいらず、花火がよく見える場所を確実におさえることができます。
予約制・有料の隅田川花火大会観覧スポットについては、当サイトの以下のページでご紹介しています。
【補足ポイント】できれば風向きに合わせて場所取りをする!
花火大会を観覧する際、意外と大切なのが風向きです。
無風なら良いのですが、風がある日は花火の煙が流れて、風下からですとせっかくの花火が見えなくなる場合があります。

余裕があれば、テレビの天気予報や天気予報アプリを利用して大会当日夜の風向きを確かめ、風が強めのようなら、花火の打ち上げ場所よりも風上で見るようにすると、花火がよりきれいに見えます。
隅田川花火大会の人気・おすすめ・穴場鑑賞スポット①第一会場側
隅田川花火大会には、毎年100万人近い人が訪れます。
花火が完璧に見えて、なおかつ人が少ない穴場というのは実はなく、敢えて言えば周辺にお住いの方の自宅や事業所くらいなのですが、それでもできるだけ近くで、なるべく落ち着いて花火を見たい方のための、人気・おすすめ・穴場の観覧スポットをご紹介します。
隅田川花火大会には「第一会場」と「第二会場」の2か所の打ち上げ場所がありますので、どちらの会場がどれくらいの距離で見えるのかを、よくご確認ください。
かろうじて両会場の花火が見える場所もありますが、東京スカイツリーに上ったり、屋形船に乗ったり、あるいは一方通行の規制がかかっている橋を渡ったりしない限り、基本的にはどちらかの会場の花火しか見えません。
※交通規制時間内は、一方通行の規制がかかる道路があります。詳しくは、上掲の案内図をご覧ください。
【第一会場から約500m】銅像堀公園前
銅像堀公園は、花火大会当日の13時から通行止めになる桜橋(第一会場そば)の墨田区側から、北に500~600mのところにあります。
公園前の首都高高架下や川沿い、「隅田公園少年野球場(墨田区側)」のすぐ北側などが、花火がよく見える場所として知られています。
場所によっては17時頃でも滑り込め、「毎年ここに来ている」という地元の常連さんもいるようです。
しっかりシートを広げて場所取りをしたい場合には14時~15時頃までに、立ち見で構わない場合は17時~18時頃までに行くと良いでしょう。
川沿いが確保できなくても、場所が良ければ公園内の木々の間からでも見えますよ。
打ち上げ場所から数百メートルということで、まだまだ迫力ある花火が楽しめるおすすめのスポットです。
【第一会場から約500m】水戸街道(国道6号線)・向島五丁目交差点付近
桜橋の墨田区側から橋に背を向けてまっすぐ行くと、水戸街道(国道6号線)にたどり着きます。
これが「向島三丁目」という交差点ですが、そこから左折して北側に進むと、「向島四丁目」、「向島五丁目」交差点があります。
この向島五丁目交差点付近(都営バス向島五丁目バス停付近)が、花火が良く見える人気スポットとなっています。
交通規制が始まれば、シートを敷いて場所取りできます。
※桜橋の墨田区側は立ち入り可能※
第一会場そばにある桜橋は立ち入り禁止となり、台東区側のリバーサイドスポーツセンターは協賛席や特別観覧席が設けられるため、
一般の人は入れませんが、墨田区側の川沿いや道路は、シートを敷くなどして場所を取り、花火鑑賞をすることができます。
ただし、桜橋からすぐの場所は大変混雑しますので、川沿いの緑地(遊歩道)なら午前中から場所取りをする必要があります。
上述の水戸街道は桜橋や川からやや離れるので、知っている人しか来ないと思われますが、それでも大混雑ですので、18時の交通規制開始前から歩道などに待機し、気合を入れて場所取りをする必要があります。
【第一会場から約1000m】堤通公園前
堤通公園は、銅像堀公園からさらに500mほど北上(花火大会会場とは反対方向)した場所にあります。
こちらも、公園前の高架下や、テニスコートからきれいに花火が見えます。
第一会場から1kmほど離れるので銅像堀公園に比べると、やや、穴場的な場所です。
銅像堀公園・堤通公園共に、東京スカイツリーライン「東向島駅」から徒歩13分前後です。
【第一会場から約1000m】白髭橋
白髭橋は、堤通公園からすぐの場所にあり、隅田川花火大会の第一会場にもっとも近い「一方通行・立ち止まり禁止」にならない橋です。
通行人もいるので立ち見となりますが、打ち上げ場所の真正面から花火が見える人気のスポットです。
※交通規制エリア外ですが、混雑時は立ち止まらないようにアナウンスされている場合があります※

【第一会場から約400m】桜橋中学校周辺
立ち入り禁止エリアとなっている「台東リバーサイドスポーツセンター」のすぐ北側にある桜橋中学校周辺からは、手前に第一会場、そして向こう側に第二会場の花火が望めます。
打ち上げ会場から近く、また協賛席のあるエリアのすぐ外側なので、こちらも混雑は必至ですが、場所取りをして見るだけの価値はある迫力満点の花火が見えます。
【第一会場から約400m】山谷堀公園付近
山谷堀公園付近は、第一会場の目の前の「台東リバーサイドスポーツセンター」のすぐ西側にあります。
公園という名前ですが、遊歩道のような細長い形をしていて、広さはなく、木が多いので、木をうまく避ける必要がありますが、打ち上げ場所から近いわりには混雑が少ない穴場です。
【第一会場から約900m】浅草警察署前
山谷堀公園から「一葉桜・光月通り」を西へ進むと、浅草警察署があります。
この辺りは、第一会場までの間に多少建物はあるものの、花火がきれいに見える穴場スポットです。
とはいえそれなりに混雑しますから、多少遠くなっても人混みはできるだけ避けたいという場合には、さらに西側(隅田川とは反対側)へ進んでみてください。
※観覧場所によっては、各線浅草駅ではなく、鶯谷駅(JR山手線・京浜東北線)や入谷駅(東京メトロ日比谷線)の利用がおすすめです。
【第一会場から約2300m】汐入公園
荒川区にある汐入公園の河川敷は、東京スカイツリーと花火のコラボレーションが見られるということで、近年、人気上昇中のスポットです。
花火大会当日は朝から場所取りが始まり、公園南側の川沿いのベストスポットは午前中には埋まってしまいますが、やや離れた展望広場周辺なら、場所によっては夕方まで空いている場合があります。

第一会場から約2km離れているので、聞こえてくる音は小さめで、見える花火のサイズも控えめです。
それでも、大会会場周辺に比べてゆったりと見られるということで人気が高く、公園内や周辺には屋台も出店し、花火大会開始時間前には最寄の南千住駅から公園まで、人の波が続きます。
なお、汐入公園の対岸には東白髭公園があり、それなりに人は集まりますが、高さが出ない花火は木やビルで隠れてしまいます。

汐入公園の地図・アクセス
※JR常磐線南千住駅(東口)・東京メトロ日比谷線南千住駅(北口)・つくばエクスプレス南千住駅(西口)から徒歩約18分(川の土手まで)
隅田川花火大会の人気・おすすめ・穴場鑑賞スポット②第二会場側
第二会場の目の前から1kmほど離れたところまで、隅田川花火大会観覧におすすめのスポットを厳選してご紹介します。
各打ち上げ会場に近い各線浅草駅や蔵前駅は大変混雑しますので、このエリアに向かう場合は、JR・都営地下鉄「両国駅」や、JR・東京メトロ「錦糸町駅」のご利用もご検討ください!
※交通規制時間内は、一方通行の規制がかかる道路があります。詳しくは、上掲の案内図をご覧ください。
【第二会場目の前】第二会場前の江戸大通り
第二会場前の「江戸通り」は、毎年大人気の花火鑑賞スポットです。
第一会場近くには隅田公園がありますが、第二会場前の川沿いに公園はないので、道路が場所取りの主戦場になるのです。
「江戸通り」は、「世界のカバン博物館」や「駒形どぜう本店」、「ホテル法華クラブ浅草」などが面している大通りです。
18時に交通規制が始まり、歩行者天国になると同時に、場所取り競争が始まります。
コンビニもあり便利な場所で人気ですが、一部、花火がビルに隠れてしまう場所がありますのでご注意ください。

【第二会場から約500m】清澄通り・本所一丁目交差点付近
上述の「江戸通り」の対岸にある「清澄通り」も、人気の花火鑑賞スポットです。
こちらも交通規制が始まる18時から場所取りが可能です。
厩橋を台東区側から墨田区側に渡り、3つ目が「本所一丁目」交差点で、本所一丁目交差点を右折した先が清澄通りです。
【第二会場から約900m】春日通り・本所三丁目交差点付近
「本所一丁目」交差点から隅田川を背に、東京スカイツリーへ向かって700mほど進んだところに、「本所三丁目」交差点があります。
第二会場(打ち上げ場所)からは1km弱離れた街中ですが、川側に高い建物が少なく、第二会場の花火が意外ときれいに見えます。
交通規制エリア内ですので、場所取りは18時以降、可能となります。
この近辺から花火を見るなら、混雑する各線「浅草駅」や、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」などは利用せず、JR・東京メトロ「錦糸町駅」からアクセスするのがおすすめです。
【第二会場から約800m】東駒形三丁目交差点
駒形橋の墨田区側から東京スカイツリーの方へ進むと、東駒形という地域があります。
隅田川から見ると、大横川親水公園の手前で、ご紹介した春日通りの「本所三丁目交差点」の北側です。
東駒形三丁目交差点周辺や、付近の路地からも第二会場の花火がよく見え、大通りから外れるため穴場的な場所となっています。
広さがない分、近隣の方のご迷惑にならないように、特にご配慮ください。
【第二会場から約1000m】大横川親水公園
大横川親水公園は、東京スカイツリーのふもとから南に向かって伸びています。
北から南まで2km近くある長~い公園内の各所から第二会場の花火が見えますが、場所によっては低く上がる花火は見えづらかったり、木に隠れてしまったりします。
おすすめは、東駒形付近や、ちびっこ広場などやや小高い場所で、遠くの第一会場の花火まで見える場所もあります。
【第二会場から約1000m~】業平橋・西十間橋・十間橋
業平橋は、たった今ご紹介した大横川親水公園の北側にかかる橋です。
シートを敷いて花火大会を観覧できます。
大横川親水公園と同じく、隅田川からやや離れるため、比較的人が少ない穴場です。
業平橋よりさらに東側(隅田川と逆方向)にある、西十間橋や十間橋からも、まだまだ花火鑑賞が可能です。
【第二会場から約1000m】両国国技館周辺・第一ホテル両国前
各線両国駅から近い両国国技館から旧安田庭園にかけてや、旧安田庭園に隣接する第一ホテル両国の前は、打ち上げ場所から距離はあるものの、第二会場の花火が良く見え、人もさほど多くない穴場スポットです。
交通規制エリア内なので、18時から場所取りが可能になります。
また、JR両国駅ホームからも花火は見えますので、両国国技館周辺で花火大会を観覧し、大会終了よりも早くJR両国駅へ向かうのもおすすめです。
知る人ぞ知る!特別開放されるこんな場所も要チェック!
スーパーの屋上など、花火大会当日に限り特別に解放される場所をご紹介します。
とはいえ、会員になる必要があったり、早朝から並ばなければいけなかったりする場合もあり、場所の確保はそれなりに大変です。
花火大会が翌日の日曜日に順延になった場合の対応も含め、無料開放の場所を使える時間や条件などは、一度店舗に問い合わせておくことをおすすめします。
【第一会場から約900m】コモディイイダ東向島店
隅田川花火大会当日、スーパーマーケット「コモディイイダ東向島店」では、毎年、屋上駐車場を数百名に開放しています。
打ち上げ場所から近く、建物の2階部分というだけあり、眺めも抜群ですが、この屋上の観覧場所を確保するにはいくつかのハードルがあります。
例年、「コモディイイダ(コモカード)の会員になっていること※会費100円」が必須条件で、年によって、指定された期間中のお買いもの金額、もしくは、当日のお買い物金額が指定の額を超えると招待券をもらえたり、抽選に参加できたりするようになっています。
招待券もしくは抽選券をもらうために、花火大会当日は早朝から店の前で待つ人もいるほどで、いい場所だけに激戦は覚悟しておく必要があります。
条件は年により変わる可能性がありますので、最新情報は、6月半ば頃から店内に掲示される張り紙を確認するか、電話でお問い合わせください。
コモディイイダ東向島店の住所・お問い合わせ先
- 住所:東京都墨田区東向島1-28-10
- 電話番号:03-5655-2611
- ホームページ:https://www.comodi-iida.co.jp/store/tokyo/t031.html
- アクセス:東武スカイツリーライン(伊勢崎線)/亀戸線曳舟駅(東口・西口)から徒歩約5分
※当日は駐車場を花火大会観覧用に開放するため、車での来店はできません。
【第一会場から約1200m】イトーヨーカドー曳舟店
こちらも、屋上駐車場(収容台数483台)が無料開放されます。
公式ホームページ「お店のイチオシ(ブログ)」に情報が掲載されるので、最新情報を追いやすい場所です。
2019年の場合は、7月20日(土)8時から整理券配布・入場券への交換が行われ、27日(土)の花火大会当日は16時から屋上への誘導が開始となります。
整理券(入場券)は、7月20日当日のみ、先着700名に配布されます。
このほか、指定された期間に浴衣(5,000円以上)を購入すると、先着30名に屋上への入場券をペアでもらえるというキャンペーンも開催しています。
イトーヨーカドー曳舟店の住所・お問い合わせ先
- 住所:東京都墨田区京島1-2-1
- 電話番号:03-3616-4111
- ホームページ:https://blog.itoyokado.co.jp/shop/248/
- アクセス:
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)/亀戸線曳舟駅東口から徒歩約2分
京成押上線京成曳舟駅西側出口(東武鉄道曳舟駅方面)から徒歩約3分
※当日は駐車場を花火大会観覧用に開放するため、車での来店はできません。
コモディイイダ東向島店・イトーヨーカドー曳舟店の場所(地図)
【第一会場から約2100m】オリンピック墨田文花店
オリンピック墨田文花店でも、隅田川花火大会の日は別館屋上を無料開放しています。
例年、場所取りは先着順で、屋上に入れるのは開店時間と同じ9時30分からとなっており、朝5時~6時頃から並ぶ人もいます。
利用条件は特にありませんが、敷物の大きさが最大畳4.5畳(270cm四方)までと制限されています。
詳細はホームページでも告知されますので、事前にお確かめください。
朝から場所取りとなると長丁場ですが、スーパーなのでトイレや食べ物の買い出しには事欠かないという点では便利です。
オリンピック墨田文花店の住所・お問い合わせ先
- 住所:東京都墨田区文花1-31-9
- 電話番号:03-5247-3211
- ホームページ:https://www.olympic-corp.co.jp/shop/37
- アクセス:
東武亀戸線小村井駅から徒歩約8分
JR総武中央各駅停車亀戸駅(北口)・東武亀戸線亀戸駅から徒歩約16分
JR亀戸駅からバス(7番・豊海埠頭センター行/6番・日暮里、南千住行)を利用、「立花一丁目」バス停で下車。徒歩約5分。
※当日は本館の駐車場を利用できますが、交通規制エリア内のため、18時以降は入れなくなります。
オリンピック墨田文花店の場所(地図)
【第二会場から約7500m】タワーホール船堀(江戸川区総合区民ホール)
タワーホール船堀は、コンサートホールや映画館が入っている建物で、地上115mの場所に展望室があります。
通常から無料で入れ、9時~21時30分まで開放されているので、隅田川花火大会や足立花火大会、江戸川花火大会などを見に訪れる人もたくさんいます。
また、写真に写らないほど小さいですが、東京ディズニーランドの花火も見える見晴らしの良さが人気です。
隅田川花火大会の会場からはやや遠いものの、第一会場・第二会場両方の花火が見えます。
展望室なのでシートを敷いたり椅子を置いたりはできず、立ち見で、譲り合いながらの鑑賞になります。
タワーホール船堀内、もしくは周辺でお食事などを楽しむ前後に、展望台に立ち寄って花火を見ていくといった具合です。
花火大会開始の1時間ほど前から花火を観覧する人の入場が始まり、花火大会が始まる19時前後には入場制限がかかる場合もあります。
最大で1時間程度待つこともありますが、みなさんしばらく眺めたら出ていくので、待てば順番は回ってきます。
なお、隅田川花火大会はタワーの北西側ですが、反対の南東側では同じ日に浦安花火大会が開催され、距離は8kmほどあるものの、注意すればそちらも見ることができます。
タワーホール船堀の住所・お問い合わせ先
- 住所:東京都江戸川区船堀4-1-1
- 電話番号:03-5676-2211
- ホームページ:http://www.towerhall.jp/
- アクセス:
都営地下鉄新宿線船堀駅北口から徒歩約1分 - 駐車場
収容台数:地下1階74台、地下2階87台
営業時間:8時30分~22時
駐車料金:最初の1時間200円、以降1時間ごとに100円
タワーホール船堀の場所
質問!浅草寺から隅田川花火大会は見える?
浅草寺境内からでも、花火を見ることはできます。
距離が近いのは第一会場ですが、こちらは浅草寺境内の木や建物にさえぎられて十分には見えません。
ただし、第一会場の花火がスタートする19時から音を聞きながら30分待てば、境内や仲見世通りから第二会場の花火が遠目に確認できます。

こちらも、建物がやや邪魔ですが、雰囲気を楽しむなら十分ですし、会場に近いわりに混雑が少ないのも魅力です。
花火大会当日は境内に屋台が出ますので、屋台グルメを味わいながら、本堂前や仲見世通りから花火を見上げてみてはいかがでしょうか。

なお、雷門の向かい側にある「浅草文化観光センター」は、例年、台東区が貸切るため、一般の人は利用できません。
もう1つ質問!東京スカイツリーから隅田川花火大会を見るには?
東京スカイツリー(展望台)は、隅田川花火大会当日の17時30分~20時30分の間、完全予約制の特別営業になります。
詳しくは、当サイト隅田川花火大会の「協賛席(有料観覧席)」と「予約できるおすすめ屋形船・ホテル・レストラン」などでご紹介しています。
隅田川花火大会の会場に出店(屋台)は出る?
夏のお祭りや花火大会の楽しみ!出店(屋台)の場所や時間、種類についてご紹介します。
隅田川花火大会の出店(屋台)の場所と時間
場所
※屋台が出店するおおよその場所に☆マークを付けています。黄色のマークの場所は、特に屋台が多いエリアです。
花火大会会場近くの駅前
- 浅草駅、蔵前駅、両国駅、押上駅、本所東橋駅、曳舟駅
花火観覧スポット周辺
- 両国国技館、隅田公園、吾妻橋、汐入公園、浅草寺
※花火大会会場周辺は、一方通行になっている道路があります。
※この他、打ち上げ場所近くのコンビニなどでは、店先に特設ブースを設けて飲食物を販売しています。
浅草駅や蔵前駅周辺は18時以降歩行者天国になりますが、それでも非常に混雑します。
一方通行の規制がかかっている道では、一度通り過ぎると戻れませんのでご注意ください。
また、屋台で買い物をするのに10~20分並ぶこともありますので、混雑が激しいエリアでは、買い出しは早めに済ませておくことをおすすめします。
屋台の数が多いのは浅草駅前と隅田公園、蔵前駅前(江戸通り)、浅草寺です。
両国国技館周辺は、花火大会観覧の穴場としてご紹介しました。
屋台は少な目ですが、大会会場付近に比べて混雑は穏やかです。
時間
- 15時頃~21時頃
※早いお店はお昼時には開店しています。
※花火大会が終わる20時30分頃から、22時頃にかけて、徐々に閉店していきます。
隅田川花火大会の出店(屋台)の種類
過去に出店していた出店(屋台)の種類・メニューをご紹介します。
食事・軽食系
- たこ焼き、やきそば、オムやきそば、お好み焼き(大阪焼き)、広島焼き
- からあげ、焼き鳥、ケバブ、海鮮串焼き、いか焼き、焼きとうもろこし
- ホットドッグ、フランクフルト、じゃがバター、枝豆、きゅうりの一本漬け
- チキンステーキ、ソース煎餅
スイーツ・ドリンク系
- チョコバナナ、フルーツチョコ、冷やしパイン、かき氷、あんず飴
- 綿あめ、りんご飴、ベビーカステラ、クレープ
- ビール、ジュース、タピオカ入りドリンク
その他
- 金魚すくい、スーパーボールすくい、ヨーヨーつり、射的、くじ引き
注目の個性派
浅草の名物店が出店する屋台や、東京・浅草ならではの話題の屋台をご紹介します。「
- ラーメンバーガー:ライスバーガーの中華麺バージョン
- 餅ドッグ:ソーセージを餅で巻いた串揚げ
- くしもんじゃ焼き:もんじゃ焼きを串に巻いたもの
- 電球ソーダ:電球風のグラスに入ったソーダ


屋台グルメを楽しんだあとのゴミは、決められたゴミ捨て場に捨てるか、持ち帰るようにしてくださいね!
隅田川花火大会の会場にトイレはある?
隅田川花火大会当日は、隅田公園の公衆トイレに加えて、多数の仮設トイレが設置されます。
隅田川花火大会のトイレマップは、こちらからダウンロードできます。
隅田公園から離れた場所にも公衆トイレ・仮設トイレはありますが、長時間場所取りをする場合には、食べ物や必需品の買い出しにも便利ですので、近くにスーパーやコンビニがあるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
隅田川花火大会へのアクセス(行き方)・混雑回避策は?
隅田川花火大会へのアクセスや、行き帰りにおすすめの駅、混雑回避策などは、当サイト隅田川花火大会のアクセス(行き方)・交通規制・混雑回避策など!でご紹介しています。
【豆知識】隅田川花火大会の歴史(由来)・特徴
隅田川花火大会の歴史(由来)
隅田川花火大会の前身は、1961年(昭和36年)まで両国橋付近を打上場所にして行われていた「両国の川開き」です。
1733年(享保18年)、江戸幕府(将軍:徳川吉宗)は、前年の大飢饉や疫病により亡くなった人々の慰霊と、悪病退散を祈願し、隅田川で水神祭を行いました。
この水神祭の際に、両国橋周辺の料理屋が許可を取って花火を上げたことが、「両国の川開き」の由来とされています。
つまり、両国の川開きは、200年以上の歴史を持つ、由緒ある花火大会だったのです。
以前は今のような市民協賛席や、一般の人が腰を下ろして花火を見られる親水テラスなどはなく、花火を鑑賞できる場所は特別桟敷くらいだったので、多くの人が花火を見られるよう、広範囲で打ち上げを行っていました。
江戸時代は両国橋の上流と下流、戦後間もなくは蔵前橋から両国を越え、2kmほど下流の新大橋の先までを打ち上げ会場とし、川開きの花火とコンクールを開催していました。
その後コンクールはなくなりますが、蔵前橋から両国橋の間と、やはり会場は広めでした。
しかし、高度経済成長期の交通渋滞や川の汚染などにより、1962年(昭和37年)以降は、開催できなくなりました。
花火大会はしばらく休止していましたが、1974年(昭和49年)に当時の美濃部亮吉都知事が隅田川花火大会の復活を打ち立て、打ち上げ場所や観覧場所などの調査が始められました。
そして1978年(昭和53年)、名称を「隅田川花火大会」とし、高速道路が通った影響で使えなくなった両国橋付近から打ち上げ場所を上流に移した上、より多くの人に見てもらえるよう、また、人の流れなども考慮して、2か所の会場と、開始時間をずらすことを決め、花火大会が復活しました。
特徴
隅田川花火大会には、以下のような特徴があります。
- 花火の大きさは小さめ(最大5寸玉)で、高さも200mほどと低め
- 2会場で開催され、短時間に連続して多数の花火が上がる
- 打ち上げ場所が都会の真ん中・川であるため、花火がビルや川に映り込む様子が見られる
5寸玉(5号玉)は外径15cmほどの大きさの花火です。
隅田川花火大会では、幅の広くない川で打ち上げられ、すぐ近くに建物があるので、大きな花火は打ち上げられないのです。
日本最大かつ、世界最大の花火は4尺玉(40号玉)で、外径はなんと約120cmあり、700m~800mほどの高さに上がります。
それでも、江戸時代に始まった日本最古の花火大会の伝統を受け継ぎ、東京の大都会に復活した隅田川の花火大会は、特別で、格別です。
今年はあなたもぜひ、お出かけください!
【補足】隅田川花火大会の内容(構成)・見どころ
隅田川花火大会では、5分~10分ほどの間隔でテーマが切り替わり、そのテーマに沿った独創的な演出の花火が上がります。
第一会場では、コンクールも行われます。
大会プログラム・タイムテーブルは、隅田川花火大会公式サイトからご確認ください。
カウントダウン
隅田川花火大会では、第一会場(19時)、第二会場(19時30分)の打ち上げ開始に合わせ、スマートフォンアプリを使ったカウントダウンのイベントが、2018年の第41回大会から行われています。
隅田川花火大会のカウントダウンに参加する方法
- 事前に「3D雨雲ウォッチ」アプリをダウンロード
※アプリコラム欄には、大会の情報や豆知識などが配信されます。 - 当日、花火大会の実施可否などがプッシュ通知で届く
- 花火打ち上げ3分前からアプリ画面に時計が表示される
- 10秒前から声を合わせてカウントダウン!
- サン、ニ、イチ、ゼロで両手を上に上げ「すみはなポーズ」!
※アプリ画面にも花火が上がります。
すみはなポーーーズ!
・・をするかどうかはあなたの判断にお任せしますが、みんなでカウントダウンをすれば、会場の一体感や盛り上がりがより感じられ、花火大会をもっと楽しめること間違いなしですよ!
フィナーレ
花火大会の開始(打上開始)時間は第一会場・第二会場で異なりますが、フィナーレのプログラムは同時に行われます。
第一会場・第二会場共に、大会閉幕5分前の20時25分から、5分間で約2,000発が打ち上げられます。
両会場、当日の打ち上げ玉数は10,000発前後なので、その約5分の1の花火が、最後の5分間に凝縮されるのです!
大迫力のフィナーレを、ぜひぜひ、満喫してくださいね。
隅田川花火大会に関するお問い合わせ先
隅田川花火大会実行委員会
- 住所:墨田区吾妻橋1丁目23番20号(墨田区役所内)
- 電話番号:03-5246-1111(平日9時~17時)
- ホームページ:https://www.sumidagawa-hanabi.com/index.html
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