浅草・浅草寺(浅草神社)「こちら葛飾区亀有公園前派出所・記念碑」
えっ?!浅草寺に「こち亀の記念碑」があるのはウソだった?!
「こち亀の石碑」や「こち亀のタイムカプセル」の話を聞いて、浅草寺へ訪れる方も多いと思いますが、残念なことに、浅草寺には「こち亀の石碑」も「タイムカプセル」もありません。
詳しくは、浅草寺・本堂の東側にある「浅草神社」の境内にあります。
浅草神社の境内には、たくさんの「石碑」や「歌碑」が建てられているのです。
その中に、アニメ化やドラマ化もされた少年ジャンプに連載されている『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の記念碑があります。
他の石碑などに比べて新しいのですぐ目に入ってきます。
この記念碑は、「こち亀」の単行本の総発行部数1億3000万冊を突破したことを記念し、2005年(平成17年)8月5日に建てられたものです。
この記念碑には「友情はいつも宝物」の文字が大きく書かれています。
そして「こち亀」の主人公である両津勘吉の絵と共に、この漫画の作者である秋本治先生のサインが彫られています。
「こち亀」の記念碑が浅草神社に建てられた理由
なぜ「こち亀」の記念碑が浅草神社に建てられたのでしょうか?
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』というからには、葛飾区の亀有にありそうなものです。
もちろん、亀有にも「こち亀」に関するたくさんの銅像があります。
主人公である両津勘吉は、台東区浅草生まれであり、浅草神社は両津勘吉が幼い頃よく遊んでいた場所なのです。
記念碑に描かれているのは、「こち亀」の単行本57巻に収録されている「浅草物語」のワンシーンで、子ども時代の両津勘吉が、友達であった「村瀬」と一緒に、浅草神社の木の根元にベーゴマを埋めている所です。
「浅草物語」では、大人になった両津勘吉が、村瀬と久々に再会する(詳しくは57巻をご覧下さい)こち亀の中でも人気の感動物語となっています。
村瀬にまつわる続編は、125巻収録の「浅草物語望郷篇」で描かれています。
2016年夏に発掘?!こち亀のタイムカプセル
浅草神社には「友情はいつも宝物」と書かれた石碑の他に、もうひとつ「こち亀」の記念碑が建っています。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』石碑建立記念に建てられた「タイムカプセル埋蔵の碑」です。
この石碑の下には、なんと!2005年に「こち亀」の読者に募集した100通もの手紙が埋められています。
手紙を埋めた10年後も、両津勘吉のように大人になっても遊び心を忘れず、明るい未来であった欲しいと、2015年8月5日に彫り出すはずでした。
しかし、2016年が「こち亀」連載40周年の年であるため、急きょ1年発掘が見送られたのです。
やっぱり40周年だから、その方が盛り上がるだろうし11年後に掘り出そうとは、なんとも「こち亀」らしいですね。
2016年、どのように発掘されるが楽しみですね。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所・記念碑」の場所(地図)
浅草神社の正面鳥居から境内に入ると、本殿を向かい見て左脇に石碑群があります。浅草神社は浅草寺本堂の左脇にある神社です。
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