明治天皇歌碑(御製碑)|隅田公園内(墨田区側)

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明治天皇御製碑

奉献年(建立年):1873年(明治六年)

奉納者:宇和島伊達家11代当主 伊達宗彰 伯爵

歴史(石碑が建てられた経緯)

明治6年(1873)、明治天皇の寵臣・三条実美(元勲)は、墨堤(隅田川近く、白鬚橋付近)の別邸「対鴎荘」にて病床に伏した折、明治天皇が直々に実美のもとへ尊来し、これを見舞った。

明治天皇はその帰途、伊達宗城邸(現在の国立新美術館 付近)へ休息のために立ち寄り、隅田川で賞した冬景色について次のような和歌をお詠みになった。

『いつみてもあかぬ景色は隅田川 難美路の花は冬もさきつつ』

意味

いつ見ても隅田川の景色は名残り惜しい。‥‥その後は伊達公のことではないか?(伊達公は未だ我が左に健在)

とりわけ石碑側面に「昭和十六年 十二月十九日 伯爵 伊達宗彰」と陰刻されていることから、伊達宗城の子孫がこの故事を代々、重く受け止めていたことが伝わってくる。

ちなみに当該、石碑は今戸町の隅田公園内にも素敵にある。

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